新年明けましておめでとうございます。

旧年中は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
本年も変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

2015omisenetnenga

消費税が先送りになります。年明け3月までに商品の価格が上がっていきます。

むしろ3月以降、電気料金の軽減措置がなくなって以降、物価がさらに上昇していくような気がします。
北海道で生産される食料品、原材料に転嫁されるコストの上昇は、北海道だけの話ではないでしょう。

ここ数年、高い安いを問わず「モノの価値・値段・価格」の話題が取り上げられることが多くなっていますね。

モノの値段のとらえ方にもいろいろあります。

 

収入に対しての価値(生活に掛かる費用、高齢者における医療費)
~生活の形態が複雑になっていく。非正規社員の増加。正社員の減少。共働き増加。パートアールバイト等の増加。高齢化。それぞれの収入(生活範囲)から消費されるもの、できるものが変わってくる。

 

満足感に対しての価値(ちょっと贅沢、理由づけ消費)
~他者と比較して自分の生活を把握することができなくなり(しなくなり?)、自分の生活の中の贅沢、ムダ、節約の判断、細分化。共感しづらくなる。何を満足とするかが今までの世代別のくくりからでは把握できなくなっている。

 

付加価値に対しての価値(会員・ポイントカード、ポンタ、Tカードなど)
~たくさん消費することで付加価値が増していく。分散すれば価値が下がる。結局、たくさん購入、コストを払う人が相対的におトクになる。

 

社会環境に対しての価値(自治体の運営、原発再稼働、災害に対しての対応)
~住みやすい環境、生きやすい環境を手にすることに明確な価格がある。終活もそう、死に方にも価値がある。

 

今までの生活が急に変化するとか、衰退していくとか、そのようなことはないけれど、

物の価値や値段に対してのとらえ方が、今までよりも複雑になっていくような気がする。

だれにとっての価値や値段なのか、それは対象とする人の生活スタイルや住む場所、人となりを想像する。推理することが重要になるのではないだろうか。

 

今年もよろしくお願いします。